ITライター上倉賢のAll About

IT系ライターによる日常

Google名でのクレジットカード不正請求が増えているようです

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三井住友カードによる利用店名の説明

Googleで始まる名前を不正に使った請求、もしくは不正に入手したカード番号を勝手にGoogleで使った請求が増えているようです。

クレジットカードの明細にGoogleから始まる名前があった場合、勝手にカード番号が使われている可能性があります。本当に自分が利用した物か確認しましょう。

Google PlayYouTube Premiumなど一般的なGoogle関係の支払いはすべてGoogle Payで確認できます。

https://pay.google.com

他にはGoogleの有料サービスG Suiteの場合は各G Suiteのアカウント等、確認場所が異なる物もあります。

Google Playでは、家族がスマートフォンを勝手に使って課金していた場合などがあるので注意してください。また、別のアカウントで課金していないかも確認してください。

このGoogleアカウント内の課金に疑問がある場合は、Google Playのサポートなど、Googleの有料課金ユーザー向けの問い合わせ窓口に聞いて下さい。

support.google.com

これらの情報をチェックして、自分のアカウントではGoogleで課金していないのに、クレジットカードにGoogle名で課金がある場合は何らかの不正が疑われます。

不正パターン1 Google名の店を作り不正に利用している

カード会社や決済事業者がどのような審査をしているのか謎ですが、クレジットカードの利用店名をGoogleから始まる物にしておくと、利用者がGoogleで買った何かと思って不正請求を申し出ない可能性があります。

不正に入手したカード番号を偽のGoogle名の店舗で利用したことにする詐欺です。

普段からGoogle Playなどで何かの決済をしていた場合、数千円程度の利用履歴が1つ増えてても自分が決済した何かと勘違いさせて不正な利益を得ようという物と思われます。

仮に1000円の不正請求でも1000枚のカード番号を使えば、100万円を不正に得られます。

おそらく数はもっと多いでしょう。

不正パターン2 実際にGoogleで利用している

不正に入手したカード番号を実際にGoogleで利用する詐欺です。

実際に存在するGoogleアカウントで何かの課金をし、その課金した物を何らかの形で現金化する詐欺と思われます。例えばRMTなどの利用が考えられます。

クレジットカードの明細は必ず確認しよう

クレジットカード番号は様々な場所から流出しています。

自分のカードがいつ不正利用されてもすぐに対処できるように、定期的にカードの明細を確認しましょう。

実際に不正があったとしても、カード会社は家族が使った物を不正と勘違いしていないか確認するようです。そのような事を防ぐためにも家族がスマートフォンを勝手に使う環境にある場合は、勝手に課金できないようにする事も必須です。

それに加えて、本当に不正に使われていた時の対処方法も事前に確認しておきましょう。

 

GMOのメールをGmailが拒否 2019年4月の部

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GMOVPSクラウドサービスのIPアドレスが、Spamhausによりブラックリストに登録され、2019年4月15日頃から1週間以上Gmailなどへのメール送信が出来ない状況になっているようです。

GMOクラウド | メンテナンス・障害情報

GMOのユーザーがスパムメールの配信をしていたことが理由のようですが、同じサービス内に迷惑行為をするユーザーがいると、全ユーザーに影響してしまう事例となっています。

同じような状況は様々なサービスで定期的に発生しています。

OCNからGmailへのメールが拒否されていた件 2018年12月 - ITライター上倉賢のAll About

OCNの場合は、個人ユーザーが多かったと思いますが、GMOの場合は企業ユーザーが多く、業務で使っている場合は、別のサーバーからとは簡単に切り替えできない場合もあるので困ってしまいますね。

サーバー管理会社がユーザー管理をしっかりやっていたとしてもその隙を突いて何かやられた場合には同じ状況になってしまいますので、どこかの会社が将来も完璧に使えるわけではないのが難しいところ。

常に複数の環境を用意して何かあったら切り替えて利用出来るようにしておくのがいいのでしょうか。

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dynabook Tシリーズ 2019年春モデルをみる

東芝の売れ筋ノートパソコンシリーズdynabook Tシリーズが2019年春にフルモデルチェンジしました。

一番売れているノートパソコンは15.4型液晶を搭載した普通のノートパソコンですが、この普通のノートパソコンがフルモデルチェンジして、dynabook T9、T7、T5、T4とdynabook X5が発売になります。

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売れ筋ノートパソコンがフルモデルチェンジ

今回のモデルは全て15.4型のフルHD液晶を搭載し、パソコンとしての基本的な機能は全て搭載している製品です。重量は2.4kg、厚みは23.7mmで厚みは5年くらい前のモデルに比べてだいぶ薄型化していますが重量がそれなりにあるので、あまり持ち運びには向きませんが、室内移動なら問題ないでしょう。

このクラスの製品はどこの会社も今時誰が使っているのかわからない光学ドライブ搭載を搭載しているのが特徴です。海外メーカーの場合は光学ドライブ非搭載モデルも用意していますが、光学メディアでの映画とかが人気のインドあたりも光学ドライブ需要が高いらしいですね。

そんなメディア視聴では画質に加えて、音質も気になるところですが、今回のdynabook Tシリーズはノートパソコンとしてはかなり高い音質です。

音質がさらに向上

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このクラスの製品はより低コストな丸形のバッテリーを使うことが多かったですが、薄型の製品で使われる平形のバッテリーを採用し、スピーカーのサイズ大きさに余裕が出来たからかスピーカー品質が向上しています。

ヒンジの部分に設置されているオンキヨーと共同開発したというDynamic Wide Soundというスピーカーの音を旧モデルと聞き比べるとかなり良くなっています。

東芝製品は従来から比較的音質が高かったですが、今回のモデルもパソコンで動画や音楽視聴などを楽しみたい人は注目ポイントとなっています。

SSD+HDDでより高速

最上位モデルのdynabook T9だけになりますが、SSD+HDDという容量と速度を両立した仕様になっています。

SSDにOSやプログラムを、HDDにはデータとしておけば、OSの起動や、プログラムの起動が高速になり、使い勝手が向上します。メモリも16GB(下位モデルは8GBや4GB)なので使い勝手の良い製品を探しているなら dynabook T9一択でしょう。

今回の製品で選ぶなら

他にはdynabook Vシリーズに搭載しているWindows Hello対応の顔認証に対応するなど、最新の機能などにも対応しています。

長く使える性能の高い製品を探しているならdynabook T9、そこまでの性能は必要ないがそこそこ使えるのならCPUがT9と同等のdynabook T7、T6。

動画編集とかはしないし、CPUもそこそこで良いならdynabook T5かT4をメモリ増設して使う。とにかく価格が安い物ということならdynabook X5です。

 下のリンクは古いモデル

 

5年半ぶりに刷新したVAIO S15は外付GPUボックス対応

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VAIO S15

VAIOが5年半ぶりにフルモデルチェンジした15.6インチ液晶搭載のVAIO S15を2019年4月に発表しました。

筐体デザインも刷新し、VAIOシリーズで共通したデザインとなっていますが、個人的に注目しているのがThunderbolt 3への対応です。

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6コア、12スレッドのCore i7-8750Hを搭載したモデルもあり、パフォーマンスが要求される用途にも対応できるものの、NVIDIAAMDGPUを搭載したモデルは用意されていません。

単純な動画のエンコード程度では問題ないが、ゲームや、画像編集の用途ではより高性能なGPUが必要になる用途も多いです。

ここでThuderbolt 3に接続する外付けGPUボックスへの対応が注目です。

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VAIOが動作保証しているのがGIGABYTEのAORUS RTX 2070 GAMING BOXとAORUS GTX 1080 Gaming Box。

普段、事務所や家で使うときはこれらのGPUボックスに接続して、高度なGPUが必要な用途で利用する。場所を変えてちょっとした作業をしたり、出先でりようする場合には、一般的な高性能なノートパソコンとしての利用ができます。

この動作保証していない物がどの程度使えるかは、使ってみないとわからない物の多分利用出来るでしょう。

GIGABYTEの製品は、GPUボックスとGPUカードが一体化した物で、VAIOが動作検証しやすいので保証の対象にしているようです。

他の一般的な、カード自体を入れ替えできる製品の場合、NVIDIA GeForce RTX 2080などのよりハイエンドなGPUも利用出来ます。動作保証されている製品があるので外付けGPUボックス自体は利用出来るため、他の製品でも自己責任で利用自体は可能と思われます。

その辺不安なら、VAIOが動作検証しているGPUボックスを利用しましょう。

この最新のVAIO S15は、パフォーマンスも十分だし、最近のVAIOらしいデザインで、キーボード面もかなりしっかりしていて、完成度の高い普段安心して使えるノートパソコンです。

個人的にはいまだに光学ドライブを搭載していたり、VGAポートがあったり、今時常用している人が少なそうな機能も搭載しているのが気になります。これを無くしたらもっと軽くなったりより良い製品になりそうな気もします。

vaio.com

 下のは旧モデル。