ITライター上倉賢のAll About

IT系ライターによる日常

YouTube Musicで動画と曲が違う物に入れ替わっている不具合

YouTube Musicはミュージックビデオと、動画はない曲だけも楽しめる音楽のストリーミングサービスです。

動画を視聴している途中に、曲だけに切り替える事もできます。

曲だけをストリーミング配信していないアーティストも、YouTubeに動画はアップロードしていることがあり曲を楽しめたりもします。誰がアップロードしたのか不明で、権利上どうなっているのかよくわからないコンテンツがあったりもする謎のサービスでもあります。

その中で問題なのが、動画と曲が全く別の物として紐付いてしまっていることがある不具合が様々なコンテンツで発生している事です。

正規のアーティストのミュージックビデオを視聴して、曲だけに切り替えると誰かよくわからないカバー曲に切り替わってしまったりします。

例えば2019年10月頃は米津玄師 の「ピースサイン」の動画に紐付く曲が、KuraiinuのPeace Signという英語のカバー曲になっていました。

単にその時の紐付けが変わってしまうだけならまだ良い物の、正規の曲をプレイリストに登録していたのに、入れ替わった曲になってしまったりもするようです。

この問題では、正規の有名曲にYouTube Musicが勝手に紐付けてくれるので、再生回数が確実に稼ぐことが出来るでしょう。その結果、YouTube Musicがカバーの印税収入の手助けになる事もあり得ます。

この手の不具合はYouTubeGoogleのようなサービスではありがちですが、問題なのはユーザーがこの件を簡単に報告できないことです。

曲名の横にある縦の「・・・」からの報告機能もありますが、この報告機能はスパムコンテンツなどの報告機能でしかありません。

ユーザーが曲の違いを唯一報告できるのが、YouTube Musicアプリの右上にあるユーザーのアイコンからのフィードバック送信のみになっています。

YouTube Musicはこの問題に対して今後どのように対処するのでしょうか。

YouTube革命 メディアを変える挑戦者たち (文春e-book)

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