携帯電話の電話番号だけでメッセージを送れるサービスはSMS(Short Message Service)と言いますが、ショートメールではありません。
一般的に日本でショートメールと言われているサービスは1997年にNTTドコモで始まった独自の電話番号を使ったメッセージサービスです。このサービスは2012年に終了しています。
一方でauは旧DDI時代にCメールという同等の機能を提供していましたが、その後SMS(Cメール)という名称にしてサービス内容を変更しています。
ソフトバンクの同等の機能はツーカー時代にスカイメールとして提供されていました。
他にも時代やサービス提供会社毎に、電話番号でメッセージを送信出来るサービスは様々な名称で展開されていましたが、日本のサービスは各社独自のサービスでした。
同じ会社間でしかメッセージの送信が出来ませんでした。これまではなんちゃってSMSな独自サービスだった時代です。
それが変わったのが2011年で、各社相互のメッセージのやりとりが出来るようになり、国際的にも、本当のSMSとして利用出来るようになりました。
日本の特殊事情で言えば、キャリアが電子メールアドレスを発行して、電子メールのやりとりが出来るという、国際的にも珍しいサービスが2020年になっても展開されています。
要するに、電話番号でメッセージをやりとりするサービスはSMSというサービス名です。ショートメールではありません。
そのSMSはRCS(Rich Communication Services)に変わる可能性があります。
日本では+メッセージという名称ですが、国によってはjoynやmessage+という名称が使われています。
ちなみに、アメリカや英語圏ではSMSはTEXT(Text Messaging Serviceのような意味)と呼ばれています。よくわかりませんね。