GoogleのスマートフォンPixel 3のアップデートは2021年10月で終わります。2018年11月に発売したので、3年でサポートが終了というのは、2015年に発売したiPhone 6sも2021年のiOSメジャーアップデートをするAppleと比べるとかなり短いです。
(他のモデルをみると実際にはそれから数ヶ月のセキュリティアップデートはあるようです)
それはともかく、スマートフォンのバッテリーは3年程度使えばかなり劣化します。私が使っていたPixel 3も2021年夏頃には極端に駆動時間が短くなりました。
サポートが終わると毎月のアップデートも無くなるので、メイン端末としての使用は危険ですが、予備や検証用としては当分使えるでしょう。そのためにはバッテリーの交換が必要です。
Pixelの正規修理店のiCrackedでのPixel 3の修理は120分、11,880円。
サポートが終わったスマートフォンの修理が1万円というのは、3万円程度で低価格な新品のスマートフォンが買える事を考えると微妙。
Amazonで調べると3500円くらいで自分で交換するキットが販売されています。Aliexpressの場合は1500円くらい。
今回はいつ届くかわからないAliexpressは避けて、高い方のAmazonで買うことにします。
すぐに届いたAmazonの交換キットの中身は、バッテリーと交換に使う基本的な工具が入っています。
これだけだと交換手順が全く不明なので、調べると
が一番わかりやすいです。
この手順で交換しますが、まず初めの裏蓋の取り外しが最も難易度が高い部分でした。
交換しようとする方はキットなどの購入前にまずここをやろうとしてみてください。
少しでも隙間が空くなら大丈夫ですが、おそらく空かないでしょう。どうしても空かないようなら無理に自分で交換するのはおすすめしません。
私の場合はどうやっても隙間が空かないので、カッターナイフを無理矢理入れてそこから剥がすという作業を行いました。裏蓋は周囲を両面テープで取り付けられているので、全面のテープを剥がしながら行いますが、裏蓋には指紋センサーもあるので下手に剥がそうとすると、このセンサーのケーブルを壊します。
なんとか裏蓋さえ剥がせば、あとは基本的に細かい作業をするだけですが、もう一つ大変な作業があります。
それがバッテリーの取り外しです。バッテリーも両面テープでついており、私の端末ではこれを剥がすのも大変でした。なぜこんなに頑丈なんだと言うくらい丈夫についていて、バッテリをおるんじゃないかくらいの力を入れないと剥がれず、少し剥がしたら細い棒を入れて両面テープを剥がしながら外すという作業を行いました。
このあたりが終われば、あとは分解の逆の作業をするだけです。
バッテリーさえ取り付ければ、本体は動作するので、この時点で問題なく取り付けられているかを確認するのも良いかもしれません。
裏蓋の取り付けは両面テープの貼り直しが必要と思いますが、どうせ予備や検証用で、ケースに入れて使うので、ちょっとくらいおかしくても良いことにします。
Pixel 3のバッテリー交換する際に用意しておいた方が良い物
裏蓋を剥がすための道具
カッターナイフ、片刃のカミソリ等の薄いナイフ
蓋を取り付けるための新しい両面テープ