ITライター上倉賢のAll About

IT系ライターによる日常

日本だけの認知では海外では存在しないのと同じ


At CES, 'Internet of Things' showcases the connected life - LA Times

LAタイムズのビジネス面トップページに、CESというラスベガスで行われた展示会を紹介する一コマに映り込んでいた話。

Los Angeles Timesに登場 - All Aboutガイド上倉賢のブログ

日本の新聞やニュース番組なんかなら、たまに映り込んでいて、数人から映り込んでいたよとか言われるレベルでたいしたことは無いんですが、アメリカでは状況が違っていました。

これを発見したのが、私のアメリカの直接の知り合いの知り合いで、私がCESに行っていることを知っていたので、たまたま見つけて、私の知り合いに連絡したようです。

朝の6時台に、この情報が届きました。

なんでこんなに早いかというと、アメリカ人はなぜか仕事の開始時間が早くて、6時とか7時頃から働いている人が結構多いです。多分、西海岸の朝6時は、東海岸の朝9時と言うことや、朝のハイウェイの渋滞を避けたりする理由もあるようです。その分終わる時間がかなり早い人が多く、夕方から夜を有意義に過ごしているようですけど。

そんなことはともかく、すごいのが情報伝達力です。

コミュニケーションが大好きなアメリカ人なので、ちょっとでも話題になることがあると、すぐにその話が、電子的メディアと、リアルメディアのおしゃべりを駆使してすべての知り合いに知れ渡ってしまいます。

結果、ラスベガスから知り合いがいるロスアンゼルスに戻ると、私がちょっとでも知っている知り合い数十人全員から、「LAタイムズに出てたのみたよ」と言われる状況になっていました。

こうしてみると、古いメディアの代表となった新聞ではありますが、掲載される影響は非常に大きく、新聞の記事がオンラインで読めることで、その認知向上にも非常に役立っていることがわかります。

また、その国の主要メディアで紹介されなければ、その国では認知されない事も実感できました。日本でいくら露出していたとしても、海外で露出されない限りはその地域では存在しないのと同じです。一方で、一度でも海外の主要メディアに出てしまえば、その国での認知度は一気に向上します。

そんなことを実感できた出来事でした。

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グローバル社会とメディア (叢書 現代のメディアとジャーナリズム)

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