ITライター上倉賢のAll About

IT系ライターによる日常

ピコ太郎のPPAPは本当に海外で受けているのか

曲単位のアメリカでのヒット曲チャート、Billboard Hot 100に、ピコ太郎のPPAPが入ったことが話題になりました。

アメリカでは最も短い曲がチャートに入ったことが話題になっていますが、日本では全世界で大人気というような報道をされています。

www.billboard.com

実際のアメリカでのチャートを見てみましょう。

10月29日 77位
11月5日 圏外
11月12日 圏外
11月19日 圏外
11月26日 82位
12月3日 93位

www.billboard.com

ということで、チャートの下の方ながら入っているので、フィジカルでは販売していないようですが、それなりにアメリカでは売れているようです。

Billborad Hot 100は、CDの販売数だけではなく、デジタル販売、ラジオ再生、ストリーミングその他から総合的に出しているチャートです。

こちらのチャートは比較的新曲がチャートに入っていますが、ラジオで再生されるような、良く聞かれている曲が入っているチャートのAmerican Top 40を見てみましょう。

American Top 40

全週 圏外

www.at40.com

PPAP現象はYouTubeから始まったので、YouTubeの再生回数を見てみます。

f:id:AllAboutKamikura:20161204114704p:plain

2016年12月上旬でそろそろ1億回に届く再生回数となっています。

一方で、同時期にアップロードされた海外で本当にヒットしていると言えるChainsmokersのCloserは8億回近い再生回数です。

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以上により、PPAPは少なくともアメリカでは多少ヒットしているが、実態はそれほどでもなく、知っている人は知っているし、知らない人は聞いたことも無い状況のようです。

少なくとも1億回近い再生回数は日本ではすごい事ですし、関連する現象も含めればものすごいことではあります。国内発の現象としてはすごい事ではあります。

ソーシャルメディア論: つながりを再設計する

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