ITライター上倉賢のAll About

IT系ライターによる日常

NECの企業向けPC 2020年春モデルのコンセプト

NECブランドのPCは日本電気株式会社から提供されていますが、製品のベースとなっているのはNECパーソナルコンピュータ株式会社のLaVieシリーズです。

2020年1月14日にWindows 7のサポートが終了し、働き方改革などの動きもあり、PCの使い方を含めて、利用者は製品の選択もこれからを見据えて考えなければいけないようです。

そんな状況で2020年に提供されるNECのビジネス向け新PCは、持ち運んで使う事を重視した薄型軽量モデルを中心に筐体が新しくなっています。今回のタイミングで筐体が新しくなったのは。

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14型液晶を搭載した、LaVie Home Mobile HM750/PAなどのビジネスモデル VersaPro タイプVM

12.5型液晶を採用した LaVie Note Mobile NM550/MAなどのビジネスモデル VersaPro UltraLite タイプVC。

15.4型液晶を搭載した売れ筋ノートパソコンLaVie Note Standardのビジネスモデル VersaPro タイプVE/VF。

14型液晶を搭載したVersaPro タイプVMは1.48kgで最近の製品としては軽くはないが、社内モバイルを意識した製品。フリーアドレスやミーティングなどの社内の持ち運びとキーボードのサイズなど、普段利用のバランスが良い製品になっています。

VersaPro UltraLite タイプVCの場合はより軽量で1kgを切っており、従来モデルより性能が大幅に強化された製品。持ち運ぶ際にも負担にならないサイズ・重量で、出張やテレワークに向けた製品です。

これ以外にも性能が強化され、IRカメラやUSB Type-C、LTE対応などの新しい機能にも対応するなど、日本のビジネス向けPCも新しい機能に対応しています。

OSは通常のWindows 10に加えて、Windows 10 IoT Enterprise 2019 LTSCに対応するモデルもあり。LTSCは機能更新プログラムがないので、定期的なWindows 10のアップデートによる業務停止などの問題が発生しづらい。

日本のビジネス向けPCはどちらかというと、机の上に置きっぱなしで長期間使われる物が多く、質実剛健で新しい機能も必要とされず、値段勝負な所があります。

そのような用途に向けた機種も用意されていますが、今回紹介しているように、新しい使い方に対応できる製品も多く、そのような製品の方が新しい技術が使われわれていて使い勝手が良い場合があります。

最近のモダンな他社製品に比べるとカラーが黒だけというのがネックになりそうですが、新しい使い方から古い使い方まで選べるラインナップの豊富さはよさそうです。

jpn.nec.com