Google(本当はAlphabet)の2020年第4四半期(10月から12月)の決算が出て、2020年全体の業績が発表されました。(現地時間2021年2月2日付け)
https://abc.xyz/investor/static/pdf/2020Q4_alphabet_earnings_release.pdf
ここではYouTubeの売上げについて紹介します。
YouTubeの広告が公開されたのが2018年第4四半期からなので、それ以前との比較は出来ませんが、Google広告全体に占めるYouTube広告の割合が徐々に上がっています。
2019年前半までは11%程度だったのが、2020年に入りQ4では約15%になっています。
広告の売上げ自体は前年を大幅に上回り、2019年が152億ドルでしたが、2020年は198億ドル(約2兆800億円)でした。
これにはYouTubeの広告以外の売上げ、チャンネルメンバーシップ、スーパーチャットなどが含まれていません。
チャンネルメンバーシップ、スーパーチャット等含めたGoogleのそれ以外の売上げが含まれるOtherという項目はYouTubeの広告と同等で、このうちどのくらいがYouTube関連なのか気になるところです。
YouTube関連は広告関連等で新しい取り組みもしているので、来年以降もさらに伸びる事がよそうされています。(決算発表のQ&Aでいくつか語られています)
例えばYouTube Premiumの契約者数は3000万人だそうで、月間ユニークユーザー20億以上の1.5%程度です。
このユーザーが年間100ドル払っていた場合は、これだけで30億ドル(3000億円)になります。
YouTube Premiumの価格は国によって異なるので、3000万人の契約者数でこの数字にはなりませんが、広告収入の15%くらいの有料契約者からの収入があります。
YouTubeは広告以外にも大きな収入源ができつつあります。