ITライター上倉賢のAll About

IT系ライターによる日常

Intel MacからApple Silicon版MacBookへの移行タイミングを考える

アップルがハイエンド版MacBook Proシリーズを発表しました。この製品自体2023年2月より発売しますが、Intel CPU搭載のIntel Macを使っている方にとって、いつApple Silicon版Macに移行するかは問題で、この製品くらいで買うか、次のモデルを待つかなど悩みどころが多いと思います。

基本的にパソコンは購入したいと思ったときに買えば良いですが、予算など様々な状況でいつでも買えるわけではありません。

一般的なノートパソコンの買い時2023年版は

ノートパソコンいつ買えば良い 2023年版 - ITライター上倉賢のAll About

で書きました。

Macの場合は、CPUがインテルからアップル独自開発品になるという移行期であり、今回はハードウェア寿命はともかく、OSのアップデート、セキュリティがいつまで提供されるのかという問題もあります。
とうぜん永遠に使えるわけは無く、いつかは移行しなければ行けません。

そんな内容をこちらのブログにかきました。

notebookpc.jp

詳細はこちらの内容を確認していただきたいですが、簡単に言えば、OSがいつまでメジャーアップデートするのか、Macの新モデルのタイミングが肝になるでしょう。

OSのメジャーアップデートはいつなのか

2023年に登場するmacOSの14はIntel Macに対応するでしょうが、そろそろ終了がアナウンスされてもおかしくない時期です。
仮に2023年でメジャーアップデートが終了した場合、2025年くらいまではセキュリティアップデートも提供されるでしょう。安全に使用出来るのはこの2025年あたりまででしょう。

Macの新機種はいつ登場するのか

2023年1月に発表されたM2 ProやM2 Maxを搭載するMacBook Proの後継機、2022年のM2搭載のMacBook Airの後継機がいつ頃になるかは、誰もわかりません。
可能性だけを考えればApple Siliconを製造しているTSMCの次世代プロセスでつくられる可能性が高く、その場合は2023年後半から2024年頃になるでしょう。

2020年にIntel Macを購入した場合も、2024年は購入から4年程度で、リプレースのタイミングになっています。
おそらく2023年現在のインテルMacユーザーは2015年くらい以降に購入しているでしょうから、2020年頃から順次移行が推奨されている時期で、2020年に購入した場合も2025年くらいまで使えば、製品寿命からして経済的にも移行は問題ないでしょう。

つまり、OSが仮に2023年にメジャーアップデート終了を発表した場合は、M3(なのか知りませんが)を搭載する2024頃には登場するだろう新Macを買うのがタイミング的にはベストかも知れません。

2020年以前購入の場合は、M2搭載品を2023年前半の今買っておいて損は無いでしょう。

2023年後半から2024年に為替がどうなっているのかわかりませんが、Intel Macをまだしぶとく使うユーザーの方は、それまでに貯金しておきましょう。