ITライター上倉賢のAll About

IT系ライターによる日常

新型コロナウイルスに感染するリスク一覧

2020年からの1年ほどでの個人的なウイルス感染に関する理解をまとめました。(間違っているかどうかはご自身で確認してください)

上の方が感染リスクが引く、下に行くほど感染リスクが高いです。

誰にも会わない。誰かがいたところに行かない

新型コロナウイルスは空気中を永遠に浮遊して飛んでいかないので、誰にも会わない、誰かがいたところに行かなければ感染しない。

この行動が最も感染リスクが低い。というか感染することはない。

例: 自分の部屋

誰かに会うがお互いに感染していない

感染者から感染するのが基本なので、感染者と会わなければ感染することはない。

例: 家族と同居する家

誰かがいたところに行くが、その場所は消毒、換気をしている

感染者がその場所にいた場合、感染者から出たエアロゾルは換気でほとんど無くなり、触れた場所等も消毒を完全にしてあれば感染リスクは低い。

例: 道路、対策をしている室内

誰かがいたところに行くが、換気はしているが消毒はしてない

誰かがいたところに行った場合、直前にそこにいた人が感染者の場合、換気によってエアロゾルによるウイルスは消えているが、触った場所などからの感染リスクがある。

例: 建物の入口、公共のトイレ

誰かがいたところに行くが、換気はしておらず消毒はしている

誰かがいたところに行った場合、直前にそこにいた人が感染者の場合、消毒によって触れた場所などからの感染リスクは低いが、エアロゾルによる感染リスクがある。

例: 建物内の閉じられた部屋の中

誰かがいるところに行くが、その場にいる人はマスクをし、手指の消毒もしている

そこに感染者がいた場合、マスクから漏れたエアロゾル等からの感染リスク、消毒後に手指についたウイルスからの感染リスクがある。

例: 消毒を徹底している小売店

誰かがいるところに行くが、換気をしマスクをして、消毒をしていない

マスクから漏れるエアロゾルは減るので感染リスクはマスクをしていた場合より減る。ウイルスがついた手指で何かを触ると、次にそれに触れた人に感染するリスクがある。

例: 公共交通機関

誰かがいるところに行くが、その場にいる人はマスクをしていない

そこに感染者がいた場合、エアロゾル等での感染リスクがある。 

例: 人が集まる場所全般

 

 

誰かと会うがお互いにマスクをし一切話をしない

マスクから漏れたエアロゾルから感染リスクがある。

例: そんな状況あるのかな

誰かと会うがお互いにマスクをし一切話をしないが物のやりとりがある

触った物から感染リスクがある。 

例: 宅配便の受け取り

誰かと会う際に距離が離れている

お互いの飛沫、エアロゾルからの感染リスクは低いが、換気などの状況によっては感染リスクがある。

例: 対策をした会議室、飲食店

誰かと会うが一方がマスクをしていない

マスクをしていない方がマスクをしているが感染している相手から漏れたエアロゾルから感染する可能性がある。 

マスクをしていない感染者のエアロゾルをマスクの隙間から吸い込む感染リスクがある。

例: 客の感染対策がされていない小売店

誰かがいるがアクリル板が設置されている

アクリル板により直接飛沫を浴びることはないが、その場所を消毒していない場所での感染リスク、漂ってきたエアロゾルによる感染リスクがある 

その場所についたウイルスを触ることでの感染リスクがある。

例: 小売店の会計

誰かと会うがアクリル板などで囲まれている場所でマスクをしている

アクリル板などで塞がれれば直接の飛沫は浴びないが、アクリル板が無い場所からのエアロゾルをマスクの隙間から吸い込む感染リスクがある。

その場所についたウイルスを触ることでの感染リスクがある。

例: 感染対策がされた場所での打ち合わせ

アクリル板などで囲まれている場所でマスクをしていない

アクリル板がそれぞれに設置されているが、飛沫のリスクはすくないが、エアロゾルによる感染リスクがある。

例: 一応対策をしている飲食店

特に感染対策をしていない場所でマスクをしていない

飛沫、エアロゾル接触などによる感染リスクがある。

例: 飲食店

新型コロナウイルスの真実 (ベスト新書)

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Q&A感染症リスクと企業労務対応

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2021年のIT系カンファレンスはどうなるか

IT系カンファレンス含めて人を集めるリアルイベントは2020年は2月頃に行われたのが最後でオンライン開催もしくは、開催中止になりました。

それでは2021年はどうでしょうか。

例年1月に行われるCESはオンラインで行われます。

2020年は2月に行われた事実上最後のリアルIT系カンファレンスだったRSA Conferenceは3月にオンラインで行われます。

例年2月に行われる、MWCは6月にリアルイベントとして行われます。

例年3月に行われるSXSWはオンラインで行われます。

NVIDIAのGTCで最も規模の大きいイベントは3月に行われていましたが、オンラインで行うらしいことが公表されています。

例年3月に行われていたゲーム開発者向けのGDCは7月にリアルとオンラインのハイブリッドで行うそうです。

例年3月に行われるGoogle Cloud Nextの予定は2020年12月現在まだ公表されていません。

例年4月に行われていた放送などメディア関連のNAB Showは4月に行う予定でしたが、10月に変更して開催するそうです。

例年6月に行われるComputexは6月1日から4日と日程が発表されています。

開催未定

5月頃には、FacebookのF8、Google I/OMicrosoftのBuild

6月にはAppleWWDC、ゲームのE3

などが行われます。

これらは通常、例年2月から3月頃に日程などが発表されますが、2020年12月時点で日本を含めて欧米では過去最大のCOVID-19の感染者数になっており、一部の国でのワクチンの接種が始まったとは言え、数ヶ月で一気に激減するわけではないでしょう。

MWCやComputexはリアルイベントで行う予定のようですが、2021年前半には判断が変わる可能性もあります。

GDCのようにリアルイベントをやる場合でもオンラインとのハイブリッド開催という選択肢が最も現実的ではないかと個人的には予想します。

予定されている物では6月頃から行われるようですが、2021年前半まではリアルイベントはかなり限られるのではと予想されます。

YouTubeの利用規約が変更 すべての動画に広告がつく可能性 源泉徴収など

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blog.youtube

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YouTubeの2020年の利用規約変更

YouTube利用規約(Terms of Service)が2020年11月18日付けで変更になりました。変更になったのはUSでの利用規約で他の国では、2021年に更新されるようです。

他の地域での更新時期はYouTube公式ブログだと2021年中旬(mid-year 2021)、YouTubeのコミュニティへの投稿では2021年末(end of next year)。

こちらの投稿に変更内容がまとめられています。

support.google.com

変更になっているのはUS(アメリカ合衆国)での利用規約なので、2019年の利用規約が表示されている場合は、下の場所がUnited States(アメリカ合衆国)になっているか確認してください。

https://www.youtube.com/t/terms?gl=US

変更点1 禁止事項の追加

The following restrictions apply to your use of the Service. You are not allowed to:

4. collect or harvest any information that might identify a person (for example, usernames or faces), unless permitted by that person or allowed under section (3) above;

変更箇所を太字

本サービスのご利用には、以下の制限が適用されます。 次のことは許可されていません。

4.個人によって許可されているか、上記のセクション(3)で許可されている場合を除き、個人を特定する可能性のある情報(ユーザー名や顔など)を収集または収集します。

Google翻訳の結果(変更箇所を太字)

本サービスの利用には制限があり、以下の行為が禁止されています。

個人を特定できる可能性のある情報(ユーザー名や顔など)を収集または取得すること。ただし、その人物が許可している場合および本項第3号で認められている場合を除きます。

 2019年の利用規約を勝手に2020年版に変更(赤太字)

個人を特定できる情報を収集する事の項目にユーザー名だけでなく顔も含まれるようになります。

変更点2 収益化の権利という項目の追加

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Right to Monetize

Right to Monetize

You grant to YouTube the right to monetize your Content on the Service (and such monetization may include displaying ads on or within Content or charging users a fee for access). This Agreement does not entitle you to any payments. Starting November 18, 2020, any payments you may be entitled to receive from YouTube under any other agreement between you and YouTube (including for example payments under the YouTube Partner Program, Channel memberships or Super Chat) will be treated as royalties. If required by law, Google will withhold taxes from such payments.

追加された項目

収益化する権利
YouTubeに、サービス上のコンテンツを収益化する権利を付与します(このような収益化には、コンテンツ上またはコンテンツ内に広告を表示したり、ユーザーにアクセス料金を請求したりすることが含まれる場合があります)。 本契約は、お客様に支払いの権利を与えるものではありません。 2020年11月18日以降、ユーザーとYouTubeの間のその他の契約に基づいてYouTubeから受け取る資格のある支払い(たとえば、YouTubeパートナープログラム、チャンネルメンバーシップ、またはスーパーチャットに基づく支払いを含む)は、ロイヤルティとして扱われます。 法律で義務付けられている場合、Googleはそのような支払いから税金を差し控えます。

 Google翻訳

この項目のポイントは2つあり、

YouTubeがサービス上のコンテンツを収益化する権利を付与する。つまり、YouTubeが独自に動画に広告を付けたり、アクセス料金を請求する可能性がある。

YouTubeパートナープログラムなどで収益化しているユーザーへの支払いはロイヤルティ(Royalties、印税のような意味)として税金を差し控える(withhold taxes、源泉徴収のような意味)をする。

ということのようです。

YouTube公式ブログより

we will begin gradually placing ads on brand safe videos. This is part of our ongoing investments in new solutions, like Home Feed ads, that help advertisers responsibly tap into the full scale of YouTube to connect with their audiences and grow their businesses.

元の投稿

ブランドセーフ動画に徐々に広告を掲載していきます。 これは、ホームフィード広告などの新しいソリューションへの継続的な投資の一環であり、広告主が責任を持ってYouTubeのフルスケールを活用して、視聴者とつながり、ビジネスを成長させるのに役立ちます。

Google翻訳

広告が掲載されるのはブランドセーフ動画(brand safe videos)ということですが、意味がよくわかりません。その後に続くホームフィード広告(Home Feed ads)はホーム画面の動画一覧に紛れ込んでいる広告動画の事と思われますなど、広告商品を増やす一環の表名事が書かれています。

広告が表示されるような動画は、おそらく広告主のブランド価値を損なわないような内容の動画に表示されるようです。(YouTubeパートナープログラムの審査に通るのは間違いない動画という意味にもとれる)

What this means(これはどういう意味ですか)より

YouTubeヘルプコミュニティに投稿されたWhat this means:(これはどういう意味ですか)には

禁止事項の追加

We are adding this into our Terms of Service to be extremely explicit about what kind of data users cannot collect from YouTube. YouTube has never allowed the collection of personally identifiable information (including data that can be used for facial recognition) under previous versions of our Terms of Service, but we want to specifically include language around facial data to be even more clear. We take user privacy seriously and want you to feel confident that your data is never being misused.

元の投稿

ユーザーがYouTubeから収集できないデータの種類を明確にするために、これを利用規約に追加します。 YouTubeは、以前のバージョンの利用規約では、個人を特定できる情報(顔認識に使用できるデータを含む)の収集を許可していませんが、顔データをより明確にするために、具体的に言葉を含めたいと考えています。 私たちはユーザーのプライバシーを真摯に受け止め、データが悪用されることは決してないという自信を持っていただきたいと考えています。

 Google翻訳

ユーザーが収集できないデータの種類を明確にして、YouTubeの動画から顔データを収集することを明確に禁止にした。

という意味のようです。

収益化の権利

For channels not yet in the YouTube Partner Program:
We added this new section to let you know that, starting today we’ll begin slowly rolling out ads on a limited number of videos from channels not in YPP. This means as a creator that’s not in YPP, you may see ads on some of your videos. Since you’re not currently in YPP, you won’t receive a share of the revenue from these ads, though you’ll still have the opportunity to apply for YPP as you normally would once you meet the eligibility requirements. You can always check your progress toward eligibility on the monetization tab in YouTube Studio.


For monetizing creators in the U.S.:
We also updated the Terms of Service to mention that any payments from YouTube to U.S. creators will be considered “royalties” from a U.S. tax perspective, effective today November 18, 2020. Some creators may be required to submit tax information in AdSense and may be subject to U.S. withholding taxes if required by law. U.S. creators will be generally unaffected by these withholding taxes as long as they provide valid documentation. If you have further questions, you may want to seek professional tax advice.

 元の投稿

YouTubeパートナープログラムにまだ参加していないチャンネルの場合:
この新しいセクションを追加して、本日より、YPP以外のチャンネルからの限られた数の動画に広告を徐々に展開していくことをお知らせします。つまり、YPPに参加していないクリエイターとして、一部の動画に広告が表示される場合があります。現在YPPに参加していないため、これらの広告からの収益の一部を受け取ることはありませんが、資格要件を満たした後は通常どおりYPPを申請する機会があります。 YouTube Studioの[収益化]タブで、資格に向けた進捗状況をいつでも確認できます。


米国のクリエイターを収益化する場合:
また、利用規約を更新して、YouTubeから米国のクリエイターへの支払いは、2020年11月18日より、米国の税務上の観点から「ロイヤルティ」と見なされることを明記しました。一部のクリエイターは、AdSenseで税務情報を提出する必要があり、法律で義務付けられている場合は、米国の源泉徴収税の対象となります。米国のクリエイターは、有効な書類を提供している限り、通常、これらの源泉徴収税の影響を受けません。さらに質問がある場合は、専門的な税務アドバイスを求めることをお勧めします。

 Google翻訳

YouTubeパートナープログラムに参加していないチャンネルは

YouTubeパートナープログラムに参加していないチャンネルでも、限られた数の動画で広告を徐々に展開していく。そこで発生した収益は動画投稿者には還元されない。

USで収益化しているチャンネル

USの法律でYouTubeパートナープログラムで発生した収益はRoyalties(印税のような意味)としてAdSenseから税務情報を(多分)IRSに提出し、源泉徴収される。IRSで関連の書類を提出している場合はこの影響を受けない。

US以外のユーザー

For creators outside the U.S., we’ll provide more information about when these terms will become available for you next year.

元の投稿

米国以外のクリエイター向けに、これらの規約が来年利用可能になる時期についての詳細をお知らせします。

Google翻訳

税金関連で各国の税務当局と交渉しているのだろうか。 

youtu.be

追記 公式日本語翻訳が出ました。(Google翻訳では無い物を読みたい方はこちらを)

YouTube の利用規約の更新(2020年11月) - YouTube Community

 

 

Googleのストレージポリシーが2021年6月1日より変更

Googleのストレージポリシーが2021年6月1日より変更になることが、2020年11月11日(現地時間)に発表になりました。

要点は2つで

  • 2021年6月1日以降、高品質でアップロードされた写真も15GBの容量で計算する
  • 2年間使ってない15GB以上使っているアカウントのデータは削除する

www.blog.google

Googleには毎日Gmail、ドライブ、写真用に430万GBのデータが追加されているそうです。

(4.3 million GB are added across Gmail, Drive and Photos every day.)

430万GBは4300TBで、4.3PBということかな。単純計算10TBのHDDを毎日430台新規追加しないと追いつけない量。

 その上で、新しい変更になるようです。

New content that will count toward your Google Account storage

2021年6月1日以降に投稿される新しい写真は全部、アカウントのストレージ容量として加算するので、従来は高品質なら無料だったのが変わります。

詳細はGoogleフォトの説明へ。

blog.google

A new policy for accounts that are inactive or over storage limit

15GB以上使っていて、2年間使っていないアカウントのデータは削除。

Googleアカウントは一時的に15GBの容量を利用出来ますが、2年間アカウントを使ってない場合は使ってないサービスのデータが削除されるかも知れません。

Googleフォトは使っていてGmailは使っていない場合はGmailのデータが削除されるようです。

GmailGoogleドライブ、Googleフォトのデータが大きすぎる方は要注意です。

support.google.com