360度パノラマ撮影をするには、一眼レフカメラを複数枚撮影するのが一般的でした。
しかし、RICOHのTHETAが登場してから一発で撮影できるようになったので、カジュアル撮影向けでは手動による画像加工が不要になりつつあります。
超高画質の画像向けでは一眼レフカメラを使いステッチングをするのも2017年以降は残っていくでしょう。
例えば、Canon EOS 5Dsを使えば、1億素以上のピクセル数、大型センサーによる高画質が期待できます。
しかしながら、従来基準における高画質な360度ピクセル画像は、2017年頃から順次登場する専用のカメラで撮影可能になります。もちろん画像加工などもする必要が無い一発撮影が出来る物です。
価格はそれなりに高価ですが、EOS 5Dsやレンズなどをそろえることを考えると安いくらいの価格の物がいくつかあります。
こちらでは、Google Street View Summit 2017 Tokyoで紹介された製品から画質や付加機能、コンシューマー用途別の代表的な例での製品を紹介します。 @svsummit2017
高画質撮影用途
ほとんどの商用用途の場合でも、高画質な用途では一眼レフを使った360度パノラマ撮影は不要になっていくでしょう。
簡単にそこそこの画質を得たい
そこまで高画質で無くても良いが、そこそこ高画質を低価格に実現したい場合は、4Kやそれ以上の撮影が出来るカメラを使う事になるでしょう。
3Dや動画の撮影含め、5万円から10万円で必要十分な画質を一発撮影できる360度パノラマカメラが手に入ります。
例: RICOH THETA
低コストでお手軽に360度撮影したい
RICOH THETAのような製品はお手軽ではありますが、スマートフォンに直接取り付けて撮影できるカメラの方が、サイズも含めて面倒くさくなくておすすめです。
例: Giroptic iO
スマートフォンでVRをやりたい
GoogleのTangoのような実世界とVRを組み合わせる物では、スマートフォンでの対応もあり、用途が広がれば多くの機種でこの機能が搭載されてくる可能性があります。
例: Zenfone AR
VRでも高画質が必要
スマートフォンでの画質はそこまで高くはないので、VRでより高品質な物を狙うなら、専門のカメラを使った方が確実です。
例: Matterport
撮影だけではない付加機能も欲しい
不動産など向けに撮影と同時に距離測定もできる製品もあります。
例: iGUIDE
360度のアクションカメラが欲しい
一般うけが大きいのが、360度のアクションカメラでしょう。GoProも出しますし、360flyは加速度計などを組み合わせた付加情報を動画に簡単に埋め込める機能も提供するようです。
例: 360fly