ITライター上倉賢のAll About

IT系ライターによる日常

VAIO SX12、VAIO SX14 2020年モデルの特徴は

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VAIO SX12やVAIO SX14の2019年モデルはCPUの強化が主ですが、第8世代のCoreを採用していましたが、2020年モデルでは第10世代のCoreになり大幅に性能が向上しています。

モデルにより6コア12スレッドのCore i7-10710Uや、4コア8スレッドのCore i5-10210Uなどが採用されています。

さらにWindows Hello対応の顔認証、起動時にスマートフォンやUSBデバイスを使ったBIOS認証にも対応しました。CPUの向上以外にも、セキュリティ面や2TBまでのストレージに対応するなど使い勝手面も向上しています。

外装には基本的に変化はないですが、ALL BLACK EDITIONも用意され、今回のモデルでは無刻印キーボードではなく、薄いグレーの隠し刻印キートップが採用されています。さらにRED EDITIONも用意されます。

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個人的に勝手に注目している、一時的に熱容量が許す範囲で性能を向上させるVAIO True Performance(VTP)は今回の上位モデルでも内部構造を強化し対応しています。

VTPでは2割から3割程度性能が向上しますが、最大でも数分程度の一時的な高負荷時の性能向上になります。

第8世代を採用した旧モデルとベンチマークした場合、今回のモデルでは通常時で旧モデルでVTPを採用した場合と同等の性能になっています。つまり旧モデルと比較すると、常時2割から3割程度処理速度が向上しています。

今回のモデルでVTPをした場合、通常時より2割から3割程度性能が向上しているため、1世代前のモデルと比較しても大幅に性能が向上していることがわかります。

もちろん、数世代前の製品を使っている場合はかなりの大幅な性能向上が体感できそうです。

vaio.com

発色が段違いの有機ELディスプレイを採用するNEC LAVIE VEGA

NECの最新ノートパソコンLAVIE VEGAは、有機ELディスプレイ搭載モデルもあるハイエンド製品です。

有機ELディスプレイ搭載のノートパソコンはLenovoThinkPad、ALIENWAREなどから提供されていました。これらの製品は店頭ではなかなか見かけなかった製品でしたが、NECLAVIEシリーズは日本のほとんどのパソコン販売店で店頭展示されるので、実機を確認できるようになるでしょう。

有機ELの発色は有機ELモデルと液晶モデルを比べると一目瞭然です。

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右側が液晶モデルで、これ単体で見ると従来と同様に特に問題なく綺麗な発色で表示できています。

しかし左側の有機ELモデルとくらべると明らかに発色が違うのがわかります。これは写真ですが、実機でも視野角などの問題ではなく、どの方向から見ても、この写真と同等の違いがあります。

液晶モデルだけしか知らなければ何の問題もありませんが、有機ELモデルの綺麗さは段違いで、もしも店頭に並んでいれば有機ELしか売れなくなるのではと心配になるレベルです。

このモデル自体、従来のNECなど日本の15.4型液晶搭載モデルとは全く異なり、光学ドライブがないなど、新しい世代の製品となっています。

インターフェースは電源、Thunderbolt 3、USB Type-C用で4つに、microSDスロットだけです。

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日本の同等のコンセプトの製品では従来と同じUSBのAポート、LANやHDMIを付けることが多いですが、LAVIE VEGAはかなり振り切った仕様になっています。

有機ELモデルの発色などもあり、プロフェッショナル向け、特に写真などの編集用途に向けて展開するようです。

写真編集以外でも一般の事務用途でも使い込めば混むほど、特定のショートカットや機能を使うようになりますが、そのようなショートカットなどをボタン一つで利用出来るプロキーというのがキーボード左側に用意されています。

プロかどうかはともかく写真以外でも、高画質のPCはハイエンド用途には望まれている機能だと思います。高性能な製品を探している方にはこのような有機ELモデルは良い選択肢になりそうです。

nec-lavie.jp

 

Panasonic Let's note 2020年春モデルの特徴を見る

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パナソニックのモバイルパソコン「レッツノート」の2020年モデルは12.1型のCF-SV9で性能向上。

さらに、東京2020オリンピック・パラリンピック特別デザインモデルも提供する。

14型「CF-LV8」、12型で2in1の「CF-QV8」、10.1型「CF-RZ8」も提供する。これらの新製品ではバッテリーの状態を自動で検知し性能が下がった場合に交換出来る「バッテリーライフサイクルNAVI」オプションも提供される。

CF-SV9は従来のインテル第8世代Coreから、インテル第10世代Coreに強化され、Wi-Fi 6にも対応する。

搭載される第10世代Coreは14nmプロセスで製造されるコード名Comet LakeのCore i7-10510U、Core i5-10210U。ストレージは1TBまで、プレミアムエディションは2TBまで選択可能。さらに限定モデルではストレージは2TB(PCIe)+1TB(SATA)も選べる。

「バッテリーライフサイクルNAVI」は購入時のオプションで選択できるバッテリーの延長保証サービスのような物。

契約期間中にバッテリーの性能が一定以下に下がった場合に、新品のバッテリーと交換出来る物。このサービスを利用すれば、充電方法や回数などによるバッテリーの劣化を気にせず使えるようになりそうだ。

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東京2020オリンピック・パラリンピック特別デザインモデルはオリンピックなどのロゴはあるものの日本の伝統美をモチーフにした物となる。

2要素認証アプリはSalesforce Authenticatorがおすすめ

GoogleMicrosoftAmazonなど2要素認証に対応する一般ユーザー向けのサービスが沢山あります。

2要素認証は、SMSを使う物など様々ありますが、現在主流なのが、スマートフォン向けのアプリです。

一般的にQRコードからワンタイムパスワードの生成に必要な特定の情報を読み取り、アプリに登録、認証が必要なときにアプリを立ち上げ、表示された6桁の数字を入力します。

このワンタイムパスワード生成の仕組みはどのサービスでも共通なので、アプリも自由に選ぶことが出来ます。

例えばGoogleアカウントだから、Google Authenticatorを使う必要は無く、他のアプリを使っても問題ありません。

とは言え、センシティブな情報を扱うので、ある程度メジャーな会社が提供しているアプリを使うのが安全でしょう。

また、アプリ自体の機能はそれぞれ異なるので、好みに合わせて必要な機能があるアプリを選びましょう。

認証機能にも差はありますが、特に重要なのが登録したデータのバックアップ機能です。登録した情報をバックアップしていない場合、認証情報が消えてしまうので、アカウントによっては本人ですらログインできなくなってしまう場合があります。

認証アプリの選び方

例えばGoogleMicrosoftSalesforceというメジャーな会社が提供しているアプリがあります。

この中でバックアップ機能が充実しているのがMicrosoftSalesforceです。

その中でも、マルチデバイスでのバックアップも簡単にできるのがSalesforce Authenticatorとなります。

Google Authenticatorを利用している人が多いようですが、特殊な環境でしか情報のバックアップが出来ないなど、認証自体の機能以外ほとんど無いので注意が必要です。

ということで、2要素認証(2段階認証)アプリのおすすめはSalesforce Authenticatorです。GoogleSalesforce本体の買収よりも前に、アプリを買収した方が良いと思います。

2020年5月9日追記

Android版のバージョン5.10で移行に対応しました。

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Salesforce Authenticator

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